iPhoneWi-Fiを利用するための、設定方法を紹介します。設定は、とても簡単です。Wi-Fiの設定画面に表示されるネットワークの中から接続したいものを選び、パスワードを入力するだけで完了します。このページでは、iPhoneのWi-Fi設定手順について、図解入りでくわしく解説します。

iPhoneをWi-Fiに繋ぐための設定をしよう

もし、あなたのご自宅にWi-Fi環境があるのなら、iPhoneをWi-Fiに接続してみましょう。

Wi-Fi環境の構築について知りたい方は、Wi-Fiとはをご覧ください。

iPhoneでWi-Fiを利用すると、次のようなメリットがあります。

iPhoneでWi-Fiを使うメリット

  • モバイルデータ通信量を節約できる
  • 安定したインターネット接続ができる
  • 他のネットワーク機器と繋がる

これらのメリットについて、くわしくは下記ページをご覧ください。

iPhoneのWi-Fi設定手順

Wi-Fiの設定作業中に、次の項目を入力する必要があります。事前に調べておきましょう。

Wi-Fi設定をする前の確認事項
  • SSID(ネットワーク名)
  • パスワード(暗号化キー)
SSIDとパスワードの記載例
SSIDとパスワードの記載例

SSID(ネットワーク名)とパスワード(暗号化キー)は、通常、Wi-Fiルーターの側面や底面に記載されています。くわしくは、下記ページをご覧ください。

また、ご自身でSSIDやパスワードを変更している場合は、変更後のものを用意してください。

基本的な設定手順

iPhoneでWi-Fiを利用するための設定は、基本的に次の手順で行います。

iPhoneのWi-Fi設定手順
  1. [設定]画面の[Wi-Fi]を開く
  2. ネットワークを選択する
  3. パスワードを入力する
  4. 接続できているか確認する

1.[設定]画面の[Wi-Fi]を開く

ホーム画面で設定アイコンをタップします。

iPhoneホーム画面の設定アイコン

[設定]画面の[Wi-Fi]をタップします。

iPhone[設定]画面の[Wi-Fi]

もし、Wi-Fi機能がオフになっていたらスライドキーiPhone スライドキー オフをタップして、

Wi-Fiがオフになっている状態

オンの状態にします。

Wi-Fiがオンになっている状態

2.ネットワークを選択する

Wi-Fi機能がオンになると、付近にあるアクセスポイントのSSID(ネットワーク名)が表示されます。事前に確認しておいたSSIDを選択します。

事前に確認しておいたSSIDを選択
ネットワーク名の横にある鍵マークは何?

一般的なWi-Fiルーターの場合、SSID(ネットワーク名)の横に鍵マークが表示されます。これは、パスワードによって暗号化され、安全に通信ができるネットワークであることを示しています。

iPhone Wi-Fiネットワーク名の横にある鍵マーク

3.パスワードを入力する

パスワードの入力を求められます。事前に確認しておいたパスワードを入力し、画面右上の[接続]をタップします。

iPhone Wi-Fiパスワードを入力し、接続をタップ

入力したパスワードが間違っている場合

パスワードの入力を間違うと、このような画面が表示されます。[閉じる]をタップし、もう一度パスワードを入力してください。

iPhone Wi-Fiパスワードの入力が違います

4.接続できているか確認する

Wi-Fi設定が完了すると、SSID(ネットワーク名)の横にチェックマークiPhone チェックマークが付きます。また、画面上部には、Wi-FiのアイコンiPhone Wi-Fiアイコンが表示されます。

iPhone Wi-Fi設定が完了するとチェックマークとWi-Fiアイコンが表示される

その他のWi-Fi設定方法

ここまでに紹介した基本的な手順以外にも、アプリなどを使ってWi-Fiの設定ができる場合があります。

例えば、Aterm(エーターム)製 Wi-Fiルーターの対象機種では、「らくらくQR スタート」という無料アプリを使ってWi-Fiの設定をすることができます。

iPhoneのWi-Fi設定 よくある質問

どのSSIDを選べばいいの?

Wi-Fiルーターの機種によっては、複数のSSIDを利用できます。この機能を、マルチSSIDといいます。

マルチSSID機能により、ネットワークごとにセキュリティ方式や通信規格(11ac、11nなど)が分かれているのが一般的です。

iPhone 6 以降のモデルは、現状で最も高速な通信規格「11ac」に対応しているので、基本的には11acが利用できるネットワークのSSIDを選ぶことをおすすめします。ただ、11acは障害物に弱いため、場合によっては11nでの通信を試してみるといいでしょう。

非公開のネットワークに接続するには?

SSIDのステルスモードなどによってネットワーク名が表示されない場合は、SSIDを手動で入力することができます。

ステルスモードとは、SSIDを非表示にするための機能です。くわしくは、Wi-FiルーターのSSIDを隠すをご覧ください。

ネットワークを選択…の最下部にある[その他]をタップします。

iPhone ネットワークを選択…の最下部にある[その他]をタップ

[名前]にSSIDを入力します。続いてパスワードを入力するには、[セキュリティ]をタップします。

[名前]にSSIDを入力し、[セキュリティ]をタップ

すると、暗号化の方式を選択する画面が表示されます。通常、[WPA2]を選択します。[WPA2]の右側にチェックマークチェックマークが付いたことを確認し、[戻る]をタップします。

[WPA2]を選択し、[戻る]をタップ

すると、パスワードの入力フォームが表示されます。

パスワードの入力フォームが表示される

パスワードは毎回入力しなければならないの?

Wi-Fiの設定情報はiPhoneが記憶しているため、パスワードの入力は基本的に一度だけで済みます。次回からは通信可能なエリアに入るだけで、自動的に接続されます。

自動接続のオン・オフ設定が可能に

iOS 11より、ネットワークごとに自動接続するかどうかを設定できるようになりました。

iOSとは、iPhoneやiPadなどに組み込まれている基本ソフトです。「iOS 11」は、iOSのバージョンが11であることを示します。iOSのバージョンは、[設定]>[一般]>[情報]>[バージョン]から確認できます。

自動接続の設定をするには、まずネットワーク名の右に表示されているiマークをタップします。

ネットワーク名の右に表示されているiマーク

自動接続のスライドキーiPhone スライドキー オンをタップするごとに、オン・オフを切り替えることができます。

スライドキーをタップするごとに、自動接続のオン・オフを切り替えられる

iPhoneのWi-Fi設定を削除するには?

iPhoneが記憶したWi-Fi設定情報は、削除することができます。

Wi-Fi設定を削除するには、ネットワーク名の右に表示されているiマークをタップします。

ネットワーク名の右に表示されているiマーク

[このネットワーク設定を削除]をタップします。

[このネットワーク設定を削除]をタップ

Wi-Fiネットワークを削除しますか?と尋ねられます。[解除]をタップします。

Wi-Fiネットワーク[解除]をタップ

Wi-Fiをオフにするには?

iPhoneを使用しないときやインターネットに接続しなくていいときなどにWi-Fi接続をこまめにオフにすることで、次のようなメリットがあります。

  • バッテリーの節約になる
  • 無料Wi-Fiへ勝手に接続されることを防ぐ

Wi-Fiをオフにする(接続を切断する)ための主な方法は、次の2つです。

  1. [設定]>[Wi-Fi]でスライドキーをタップ
  2. [コントロールセンター]でWi-Fiアイコンをタップ
1.[設定]>[Wi-Fi]でスライドキーをタップ

このページの「iPhoneのWi-Fi設定手順 1.[設定]画面の[Wi-Fi]を開く」で紹介した方法でWi-Fi設定画面を開き、スライドキーをタップします。

Wi-Fi設定画面 オンの状態

スライドキーが図のように変わると、Wi-Fiがオフの状態になります。

Wi-Fi設定画面 オフの状態
2.[コントロールセンター]でWi-Fiアイコンをタップ

ホーム画面で、画面下部から上に向かってスワイプします。

iPhoneホーム画面で、画面下部から上に向かってスワイプ

コントロールセンター画面が開きます。Wi-Fiアイコンをタップします。

iPhone コントロールセンター Wi-Fi オン

Wi-Fiアイコンが図のように変わると、Wi-Fiがオフの状態になります。

iPhone コントロールセンター Wi-Fi オフ

Wi-Fiが繋がりにくいときの対処法は?

iPhoneとWi-Fiルーターとの距離や障害物、電波干渉など、いくつかの原因が考えられます。くわしくは、下記ページを参考にしてください。

iPhoneのWi-Fi設定 まとめ

iPhoneのWi-Fi設定には、SSID(ネットワーク名)の選択とパスワード(暗号化キー)の入力が必要です。アプリを使った接続設定ができるWi-Fiルーターもあります。

一度Wi-Fiの設定をすれば、通常、2回目以降は自動接続されるのでパスワードを入力する必要はありません。自動接続機能は、解除することもできます。

iPhoneをWi-Fiに繋ぐことで、通信量の節約や、安定したインターネット接続ができるようになります。また、こまめにWi-Fiをオフにすることで、バッテリーの節約にもなります。