Windows 8.1 を搭載したパソコンWi-Fiを利用するための、設定方法を紹介します。WPS(簡易接続機能)を使えば、わずらわしい入力作業不要で簡単に接続設定をすることができます。このページでは、Windows 8.1 パソコンのWi-Fi設定手順について、図解入りでくわしく解説します。

Windows 8.1 搭載のパソコンをWi-Fiに繋ぐための設定をしよう

Windows 8.1 を搭載したパソコンを使用していて、ご自宅にWi-Fi環境があるのなら、パソコンをWi-Fiに接続してみましょう。

パソコンをWi-Fiに繋ぐためには、パソコンがWi-Fi機能を内蔵している必要があります。もし内蔵していない場合でも、Wi-Fiアダプタという機器をパソコンに取り付けることによってWi-Fiに接続できます。くわしくは、下記ページをご覧ください。
パソコンをWi-Fiに接続してインターネットを楽しむには、Wi-Fiルーターがインターネット回線につながっていなければなりません。Wi-Fi環境を構築する方法については、下記ページをご覧ください

Windows 8.1 パソコンのWi-Fi設定方法

Wi-Fi設定の前に確認すること

  • WPS(簡易接続機能)を利用できるかどうか
  • 接続したいネットワーク名(SSID)
  • パスワード(暗号化キー) ※WPSが利用できない場合

「WPS」は、Wi-FiルーターとWi-Fi端末(パソコンなど)をボタン1つで簡単に接続設定することができる仕組みです。また、「SSID」はネットワークを識別するための文字列です。WPSが利用できない場合、パスワード(暗号化キー)の入力が必要となります。

Windows 8.1 パソコンをWi-Fiに接続する基本的な手順

Windows 8.1 パソコンをWi-Fiに接続する基本的な手順は、次のとおりです。

  1. [利用できるネットワーク]を表示する
  2. SSIDを選択する
  3. WPS機能の有無によって、手順が異なる
    【WPSあり】Wi-Fiルーターの[WPSボタン]を押す
    【WPSなし】パスワードを入力する
  4. Wi-Fiに接続できているか確認する

1.[利用できるネットワーク]を表示する

デスクトップ画面右下のネットワークアイコンネットワークアイコン Wi-Fiオフをクリックします。

Windows 8.1 デスクトップ画面右下のネットワークアイコンをクリック

Wi-Fiのスイッチをクリックして、Wi-Fi機能をオンにします。

Windows 8.1 Wi-Fi スイッチ オフ

2.SSIDを選択する

パソコンの周辺にあるネットワークの名前(SSID)の一覧が表示されます。事前に確認しておいたSSIDを選択し、[接続]をクリックします

Windows 8.1 SSIDを選択し、[接続]をクリック
[自動的に接続]にチェックを入れておくと、次回からは自動的にWi-Fiに接続されます。

次の手順は、WPS機能が使えるかどうかによって操作が異なります。

3-1.【WPSを使える場合】Wi-Fiルーターの[WPSボタン]を押す

「ルーターのボタンを押しても接続できます」と表示されたら、ルーターの[WPS]ボタン(機種によってはらくらくスタートボタン・AOSSボタン)長押しします。

ルーターのボタンを押しても接続できます

長押しする時間は、機種によって異なります。通常、ルーターの前面などにあるランプが点滅するまで押し続けます。

ルーターの前面などにあるランプが点滅するまでWPSボタンを長押し

3-2.【WPSを使えない場合】パスワードを入力する

WPSを使えない場合は、パスワードを入力し、[次へ]をクリックします。

パスワードを入力し、次へをクリック

4.Wi-Fiに接続できているか確認する

接続が完了すると、SSIDの下に「接続済み」と表示されます。

Windows 8.1 Wi-Fi 接続済み

Windows 8.1 のWi-Fi設定 よくある質問

どのSSIDを選べばいいの?

Wi-Fiルーターの機種によっては、複数のSSIDを利用できます。この機能を、マルチSSIDといいます。

マルチSSID機能により、ネットワークごとにセキュリティ方式や通信規格(11ac、11nなど)が分かれているのが一般的です。

もし、あなたのパソコンが、現状で最も高速な通信規格「11ac」に対応しているのなら、基本的には11acが利用できるネットワークのSSIDを選ぶことをおすすめします。ただ、11acは障害物に弱いため、場合によっては11nでの通信を試してみるといいでしょう。

接続したいSSIDが表示されないのですが?

SSIDが表示されない主な原因として、次の3つがあります。

  1. Wi-Fiルーターの電源が入っていない
  2. Wi-Fiルーターの電波が届いていない
  3. Wi-Fiルーターの設定が「ステルスモード」になっている

上記1や2への対策で解決しない場合は、Wi-Fiルーターの設定が「ステルスモード」になっている可能性があります。

ステルスモードとは、SSIDを非表示にするための機能です。くわしくは、Wi-FiルーターのSSIDを隠すをご覧ください。

この場合、SSIDを手動で入力することができます。入力は、[コントロール パネル]>[ネットワークとインターネット]>[ネットワークと共有センター]>[新しい接続またはネットワークのセットアップ]から行うことができます。くわしくは、下記ページを参考にしてください。

Wi-Fi接続をオフにするには?

画面右下のネットワークアイコンwindows 8 ネットワークアイコン Wi-Fiオンをクリックします。

Windows 8.1 デスクトップ画面右下のネットワークアイコンをクリック

次の手順は、以下の目的によって作業内容が異なります。

  1. 接続中のネットワークを切断する場合
  2. Wi-Fi機能を完全にオフにする場合

接続中のネットワークを切断する場合

SSIDを選択し、[切断]ボタンをクリックします。

Windows 8.1 接続中のネットワークを切断する
このとき、他に「自動的に接続されるネットワーク」があれば、そのネットワークとの接続に切り替わります。

Wi-Fi機能を完全にオフにする場合

Wi-Fi スイッチをクリックして、オフにします。

Windows 8.1 Wi-Fiスイッチをクリックしオフにする
このとき、Wi-Fi機能は完全に停止され、どのネットワークとも接続されなくなります。

Wi-Fi設定情報を削除するには?

ネットワーク名(SSID)を右クリックし、[このネットワークを削除]をクリックします。

このネットワークを削除を開くをクリック

Wi-Fiの自動接続を解除するには?

接続中のネットワークを切断する場合の手順で、一度Wi-Fi接続を切断します。

ネットワークの切断によって支障がある場合(ファイルのダウンロードなど)は、この操作は行わないでください。

再びネットワーク名(SSID)をクリックし、[自動的に接続する]のチェックを外してから接続ボタンをクリックします。

[自動的に接続する]のチェックを外してから接続ボタンをクリック

Wi-Fiが繋がりにくいときの対処法は?

パソコンとWi-Fiルーターとの距離や障害物、電波干渉など、いくつかの原因が考えられます。くわしくは、下記ページを参考にしてください。