Wi-Fiルーターを設置したあとは、ルーター設定画面への「不正アクセス」を防ぐため、できるだけ早く管理者パスワードを変更しておくことをおすすめします。自宅でテレワークをおこなっている場合、会社など勤務先の重要なデータを守るため、自宅のWi-Fiルーターのパスワード変更は必ず変更しておきましょう。
Wi-Fiルーター設定画面の管理者パスワードを変更する
Wi-Fiルーターを設置したあと、やるべき作業として「管理者パスワードの変更」があります。管理者パスワードは、Wi-Fiルーターの設定画面にログインするときに入力が必要なパスワードです。
なぜ、管理者パスワードの変更が必要なのか?
管理者パスワードの変更が必要な理由は、ルーター設定画面への「不正アクセス」を防ぐためです。
管理者パスワードの初期値は、Wi-Fiルーターの取扱説明書などに記載されていることが多いです。したがって、初期状態のままで使用していると、不正アクセスの危険性が高まってしまいます。
Wi-Fiルーターの設定画面に不正アクセスされると、そのルーターに接続している他の端末(パソコンやスマートフォンなど、さまざまな機器)にまで不正アクセスされるおそれがあります。さらに、テレワークで自宅から会社のデータにアクセスしている場合は、通信内容をのぞき見、盗み聞きされてしまうリスクもあります。
管理者パスワードの変更方法
管理者パスワードの変更は、Wi-Fiルーターの設定画面上で行ないます。
設定画面内のどこにアクセスするのかについては、メーカーや機種によって異なります。主なメーカーの管理者パスワードの変更方法は、下記公式ページを参照してください。
管理者パスワードの変更方法 | IODATA
【WRC-】【Wi-Fiルーター】管理画面のパスワード変更方法 | エレコム
【WI-Fiルーター】【LAN-】管理画面のパスワード変更方法 | エレコム
管理者パスワード変更後の注意点
管理者パスワードを変更したら、必ずメモを残してください。管理者パスワードを忘れてしまうと、設定画面に再度ログインするにはWi-Fiルーターを初期化しなければなりません。
Wi-Fiルーターを初期化すると、それまでに設定していた内容(SSID・パスワードの変更、SSIDの隠蔽、MACアドレスフィルタリングなど)を消失してしまいます。
その他のセキュリティー対策も十分に
そもそも、Wi-Fiルーターの設定画面にアクセスするには、基本的に同じネットワークに接続する必要があります。つまり、ルーターの設定画面に不正アクセスされないようにするには、あなたが使っているネットワークに不正アクセスをされないような対策が重要です。
主な対策としては、できる限り強固な暗号化方式(WPA2-AESなど)を利用することや、より複雑なWi-Fiパスワード(暗号化キー)を設定することなどがあります。