中継機を導入しても、利用環境によって子機とうまく接続されずに、直接親機と子機とがつながってしまう場合があります。中継機に確実接続するには、どうすればよいでしょうか。

中継機に確実に接続するには?

中継機は、Wi-Fiルーター(親機)から発する電波を中継し、より広範囲でWi-Fiを利用するための機器です。

ただし、利用環境によっては、子機と中継機がうまく接続されずに直接親機とつながってしまう場合があります。

スマートフォンなどのWi-Fi設定画面には、接続中のアクセスポイント名(SSID)が表示されます。しかし、一般的な中継機は親機のSSIDをそのまま引き継ぐため、どちらに接続しているのか判別ができません。

親機・中継機どちらに接続しているのか判別できない

この問題を解決する方法は、中継機専用のSSIDを利用することです。親機と中継機のSSIDを別々にすることで、確実に中継機に接続することができます。

中継機に接続していることを確認できた

中継機専用のSSIDを利用するには?

中継機専用のSSIDを利用する方法には、次の2つがあります。

  • あらかじめ用意されている中継機専用のSSIDを使う
  • SSIDを変更する

あらかじめ用意されている中継機専用のSSIDを使う

一部の機種では、中継器専用のSSIDが標準で設定されています。

例えば、バッファロー社製の中継機(WEX-1166DHPS、WEX-1166DHP、WEX-733DHP など)は、「Extender-XXXX」というSSIDが用意されています。子機のWi-Fi設定画面で「Extender-XXXX」を選択し、専用の「パスワード(暗号化キー)」を入力すると接続することができます。

SSIDを変更する

SSIDを変更するには、中継機の設定画面にアクセスします。一般的に、設定画面へのアクセスにはウェブブラウザ(Microsoft Edge、Google Chromeなど)を利用します。

中継機のSSIDを変更する方法は、基本的にWi-Fiルーター(親機)のSSIDを変更する方法と同じです。くわしくは、下記ページをご覧ください。

一部の機種(アイ・オー・データ社製 WN-G300EXPなど)では、設定画面内に「中継SSID変更」というメニューが用意されています。