Wi-Fiルーターからの電波が届きにくい…。そんな悩みを解消してくれるのが、中継機です。

Wi-Fiがつながらないイライラを解消!無線LAN中継機

「部屋を移動すると、Wi-Fiが繋がらなくなる」
「さっきまで見ていた動画が、途中で止まってしまう」
「Webサイトの読み込みが遅い」

Wi-Fiが遅くなったり繋がりにくくなったりするのには、いくつかの原因があります。中でも、Wi-Fiルーターからの距離が遠い場合や、壁などの障害物によって電波が届きにくくなる場合には、中継機を導入すると解決できるかもしれません。

くわしくはWi-Fiが遅い原因と解決法をご覧ください。

中継機とは?

中継機は、Wi-Fiの電波を”中継”して、電波が届く範囲を広げることができる機器です。

中継機で繋がりやすく

Wi-Fiで利用する電波は、壁や天井などの障害物によって弱くなってしまいます。そのため、Wi-Fiルーターから離れるほど、繋がりにくくなりがちです。中継機は、弱くなる前の電波を受けとり、再発信することで、Wi-Fiの利用可能範囲を拡大することができます。

中継機を導入しても、ただ単に電波を中継するだけなので、パソコン・スマホなど端末に設定しているSSIDや暗号化キーに変更を生じません。

中継機の選び方

中継機には、バッファロー製 WEX-1166DHP2のような中継専用タイプのほか、WSR-1166DHP2のような中継機能を持つWi-Fiルーターを中継機として利用することもできます。

中継機 WEX-1166DHP2
中継機能を持つルーター WSR-2533DHP3

中継機を選ぶときのポイントを紹介します。

中継機を選ぶポイント
  • 親機との組み合わせ
  • 通信規格
  • 設置タイプ

中継機を選ぶポイント①
親機との組み合わせ

せっかく中継機を用意しても、親機となるWi-Fiルーターのメーカーや機種によっては、接続できない場合があります。たとえば、バッファロー製の親機を使用していて、同じバッファロー製の中継機を購入しても使用できないこともあるので注意が必要です。くわしくは、下記公式ページを参照してください。

中継機を選ぶポイント②
通信規格

いま使用している親機や端末が、最速のWi-Fi通信規格「11ac」に対応しているなら、中継機も「11ac」に対応しているものを選びましょう。

中継機を選ぶポイント③
設置タイプ

中継機には、前述のWEX-1166DHP2のようにコンセントに直挿しできるタイプと、ACアダプタによって通電するタイプがあります。

コンセントに直挿しできる中継機 WEX-1166DHP2

コンセント直挿しタイプは、コンパクトなので場所を取らないという利点があります。一方、ACアダプタ接続タイプは、アダプタのコードが届く範囲であれば、より通信が安定するように設置場所を微調整することができます。

いずれにしても、中継機を設置するためには、その周辺にコンセントが必要です。中継機の設置が物理的に難しい場合は、「PLCアダプター」の導入を検討するとよいでしょう。PLCアダプターは、コンセントに挿すだけで手軽にLAN構築できる機器です。